SE経験からの転職、それでも新人研修を受けた理由。

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「システム開発に携われる会社に」と希望してRKKCSへ転職してきた勢田さんは入社後、新卒の新入社員たちと一緒に新人研修を受けました。システムエンジニアとしての経験がありながら、なぜ改めて研修を受けることにしたのか。その思いを聞きました。

システム開発の仕事を希望して入社

これまでの職歴と、RKKCSへ転職してきた経緯を教えてください。

大学は経済学部でしたが、以前からシステムエンジニアの仕事に興味がありました。そこで職業訓練を受けて東京に本社のあるシステム会社に就職し、健康保険組合の管理システムの開発・保守業務に3年ほど従事しました。開発部門のあった熊本県荒尾市に勤務していたのですが結婚を機に熊本市に生活拠点を移すことにし、建設会社の転職をしました。
「建築業界はIT導入が遅れている。力を貸してほしい」と言われて入社したその会社は、採用強化が課題でした。当初は社長の要望を受けてSEO対策に取り組んだのですが、「建築」「大工」などのキーワードで検索されるのは熊本で月1,000件程度。これではいくら自社サイトが上位表示されても応募者の増加にはつながらないと思い、SNS運用や求人サイトへの出稿に軸を移しました。そのうち人手不足から建設現場に出ることも増え、本来やりたかった仕事との乖離が進み、再び転職を考えるようになりました。

それからすぐに転職したのですか?

中途半端な形で辞めることはしたくなかったので、一定の成果を残してから次のステップに進もうと思いました。結局1年半ほどいたのですが、その間に高齢者ばかりだった応募が20~30代からも入るようになり、ある程度自分の使命は果たせたと思えたので転職に踏み切りました。

二度目の転職活動はいかがでしたか?

転職先を探すにあたっては「システム開発の仕事がしたい」という思いが第一にあり、求人サイトなどで情報収集をしていました。そのなかでRKKCSで働いている妻の友人から、話を聞かせてもらう機会があったんです。システム開発の仕事ができそうでしたし、本社も熊本市。希望する条件にぴったりの会社だと思い、応募しました。

経験者でありながらも抱えていた不安

システムエンジニアとしての経験がありながら入社後に新入社員研修を受けたのは、ご自身の希望だったのですか?

建設会社にいた1年半はシステム開発の実務から離れていましたし、RKKCSで使用しているプログラミング言語「Java」も少し触ったことがある程度でした。そうしたことに若干の不安に感じていることを、面接の時に率直に伝えていたんです。すると採用が決まったあと人事の方から「ちょうど4月から新入社員向けですが研修が始まりますので、よかったら一緒に受けてみませんか」と声を掛けていただき、「ぜひ受けさせてほしい」とお願いしました。

研修はどのような形で進んでいきましたか?

20数名の新入社員と一緒に4月から7月まで研修を受けました。大学で文系だった社員もいますので、エンジニアとしての初歩的なところから知識の積み上げを行い、技術研修で開発言語を学んだあと最後にシステムを作ってみる、という流れでした。
ステップが細かく設定されていたので段階を追って無理なく学べましたし、内容の習得度を見極めながら進めてもらえたので、ついていけないということもありませんでした。最後のシステム開発を通してこれまで学んだことをアウトプットでき、同時に分かっていない部分も把握できたことで、より理解が深まりました。
しっかりと時間をとって研修していただくのは初めてのことだったので、「ここまでやってくれるんだ」と驚きました。配属後は設計業務が中心だったので研修で得た知識をすぐに生かす場面は少なかったのですが、開発やテストの段階に入ってからは学んだことが血肉となっていることを実感しています。

年の離れた新卒の社員と研修を受けることに、抵抗はありませんでしたか?

世代間ギャップは若干ありましたが(笑)、皆さん気さくに接してくれ、すぐに馴染めました。システム開発はグループワーク形式で行われ、座学でも分からないことがあれば周りの人に相談できる環境をつくってもらえていましたので、自然に会話も増えました。

ざっくばらんに話ができる職場環境。設備面も充実。

現在担当している仕事について教えてください。

国が来年度末を目途に進めるシステム標準化の要件に基づき、自治体の国民健康保険(国保)システムの開発に携わっています。設計を終えて現在は開発、テストの段階に入っており、そこで出てきた不具合や課題に対応しています。私が所属する国保グループには30名ほど社員がいて、そのうち十数名が標準化システムの開発を担当しています。
配属後半年ほどはシステムの管理・テストや改善業務を行い、2024年3月から国保システムのうち「給付管理」と呼ばれるアプリケーションの開発を担当しています。以前の会社で開発・保守に携わった健康保険の管理システムとは似て非なるもので、国保システムの方が複雑で難解だと感じています。

以前勤務していたシステム開発会社と比べて、働く環境はどうですか。

前の会社は自発的に話をする人が割と少なかったのですが、いまの職場はコミュニケーションも活発で、ざっくばらんに話ができる雰囲気があります。設備面もいろいろ充実していて、1人あたり広々とした机にデュアルモニターがあります。椅子も座り心地がよく長時間座っていても疲れません。エンジニアが仕事をしやすい環境を整えてもらっていると思います。
仕事は正直、今は忙しいです。標準化システムへの移行が佳境を迎えていることもあるのですが、国保グループ自体の業務量も多いため残業することも多いです。グループ間の業務量が平準化できるとよいのでしょうか…。

仕事の進め方・考え方などの違いは感じますか?

システム開発という仕事そのものに、大きな違いは感じません。ただプロジェクトに関わる人数が大きく違います。以前は5、6人でしたが今は社員だけでもその倍以上の人数で開発を進めているためメンバー間での細かな進捗確認は欠かせませんし、資料など情報共有の重要性を感じています。また、個々の判断に委ねられる割合も多いと思います。現在取り組んでいるシステム標準化も、国から示された仕様要件の範囲内で比較的自由にやらせてもらっている感じがします。

今後目指すキャリア像について、聞かせてください。

これから5年間ほどはシステムの開発や運用、保守業務などの経験を積み、知識とスキルをしっかりと身につけていく期間だと思っています。将来的なキャリアとしては、エンジニアとしてエキスパートを目指す「スペシャリスト系コース」と、組織運営を担う「マネジメント系コース」が選べ、私はマネジメントの方に進みたいと考えています。そこに向けて必要な知識、スキルも身につけていきたいです。
2025年度からはシステムの運用に向けてお客さまとのやり取りも増えていきますので、そうした経験も、将来の糧にしていけたらと思います。

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SE経験からの転職、それでも新人研修を受けた理由。

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エンジニアの本質と向き合ったとき、 転職は必然となりました。

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