企業は「人」。その育成に関わりたい。
自治体のシステム運用・業務に15年携わり、2024年9月に中途入社した村中さん。エンジニアだけでなくマネージャーとしての経験も買われ、将来は管理職としての活躍も期待されています。マネージャーとしてどのような将来のキャリアを描いているのか、話を聞きました。
収益性の高いビジネスモデルに魅力を感じて転身
前職でアプリケーションエンジニア、インフラエンジニアとして自治体SES(システム・エンジニア・サービス)に携わるなかで、マネージャーとしてどのような役割を担っていたのですか。
前職では最初の7年半、自治体の専任エンジニアとして現場に常駐し、業務アプリケーションの開発・運用・保守業務に従事しました。その後、別の自治体でインフラエンジニアとして7年半働いたのですが、その時にプロジェクトリーダーという肩書がつきました。現場に常駐するエンジニアの責任者として各種見積もり、契約書、年間プロジェクトの計画書などの作成、すり合わせなどを行っていました。自社スタッフだけで賄えない業務が発生した時には、外部への応援人材の派遣依頼や面談もやっていました。
マネージャーに選ばれた理由を、ご自身ではどう考えていますか?
当時私は30歳前後で、常駐メンバー10人のなかで中堅社員という立ち位置でした。この先10~15年先を見据えるなかで、キャリア的にも年齢的にも適任と判断されたのではないでしょうか。その前に担当していた自治体ではアプリケーションの開発をしていましたので、そうした経験値も加味されたと思います。
転職の理由はいくつかあったということですが、マネージャーという立場から思うところはありましたか?
SESは「この期間中、この予算でシステムの運用・保守をしてください」「この金額でシステムを完成させてください」というような労働集約型の契約形態です。金額が決まっているためそこにいくら付加価値をつけても売り上げは変わらず、スポットで大きく成長させることが難しいビジネスモデルです。その点、自社製品・サービスを持っている会社はライセンス料やサブスクリプションという形で、より高い収益を上げることができます。
マネージャーとして現場の数字を見るようになって、その現実を目の当たりにしました。業務量に応じた人の採用や教育もマネージャーの裁量に含まれていましたが、そのためには自分たちで利益を出さないといけません。しかし仕事の構造的に利益を上げるのは難しい…。そうしたジレンマのなかで自社製品・サービスを提供できる会社で働けたら、という思いが強くなっていきました。
「カイゼンマネジメント」で個々の力、組織の力を高める。
RKKCS入社後もエンジニアとしてだけでなく、マネージャーとしても業務に当たっているのですか?
東日本地区の自治体を対象にガバメントクラウド移行を手掛けるチームでエンジニアとして働きながら、チーフエンジニアとしてマネジメント業務も行っています。部署内では前職で培った「カイゼンマネジメント」をミーティングに導入し、メンバー個々の意識向上に努めています。具体的には日々の業務のなかで何をどう変えていけば仕事の効率化につながるか、振り返りと行動の意識づけを目指しています。ミーティングのなかで「今日うまくいかなかったこと」をメンバー間で共有・相談、改善の方法を話し合っているのもその一環です。
最終的な目標は、業務効率を上げるための改善アプローチの獲得です。この取り組みを通して各メンバーに「カイゼン」の手法を身につけてもらいたい。その意識と実行力を持った個が集まることで、強い組織・集団になっていくと思っています。活動を通して「こういうことにチャレンジしてみたい」と意欲が生まれることも、副次的な効果として期待しています。
村中さんの思い描く管理職像とは、どのようなものですか?
会社の基盤は「人」であり、管理職には「人を育てるスキル」が求められると思っています。仕事をしていく上では、順調にいくことばかりではありません。その時にどう現状を改善し、困難を打破していくか。そこにアプローチしていける人材を増やしていけたらと考えています。
入社1、2年目の社員は、与えられた仕事を日々こなすことで精いっぱいかもしれません。最初はそれも仕方ないと思いますが、そうした受け身の姿勢を少しずつ能動的に変えていきたい。自分の仕事・チームの仕事を向上させることができるように、社員の指導・教育に力を入れていきたいと思います。
今後のキャリアについての考えを聞かせてください。
RKKCSでは将来のキャリアについて、エンジニアとしてスペシャリストを目指すのか、マネジメントのプロを目指すのか選択することができます。私は前職で培ってきたマネジメントのスキルを生かしたいという思いや、人の育成に腰を据えて取り組んでみたい気持ちがあり、マネジメント職を希望しました。
入社してからの日も浅く、現在はガバメントクラウド移行への対応がメインとなっているため、自社製品・サービスの理解もまだまだです。今後はその部分への理解も深め、まずは既存サービスのマネジメントをしっかりとできるようになりたいです。その上で新たな技術を加味した新サービスの立ち上げ、開発にも関わっていけたらと思います。