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受け身ではないアシスタントという仕事。

ライフワークバランスや適性を見極め、営業アシスタント職を選んだ平川さん。
信念を持ち業務に取り組みながらも、プライベートの充実も大事にする今の仕事ぶりや、今後の目標について聞きました。


営業本部 営業部 平川さん
営業アシスタント

2019年4月入社。1ヶ月の集合研修後、営業部に配属。約3ヶ月のOJTを経て実際に団体の担当に。現在は10の自治体と1社のビジネスパートナー(販売代理店)を受け持ち、7人のフロント営業と共に営業業務にあたる。

プライベートの充実も重視

━━RKKCSを志望した理由を教えてください。

出身が宮崎で、大学は大分。実家に近い九州に本社がある会社を探していました。お客様が求められていることが的確でやりとりしやすく将来性もあるだろうと考え、BtoB企業に焦点を当てて就職活動していました。RKKCSは地方公共団体を相手に仕事をする珍しい仕事だなと感じましたし、自分の生活に直接関わるシステムを扱えるので、やりがいを実感しやすいかなと思いました。プライベートも充実させたいので、お休みがちゃんと取れるかや給与面も気にしていました。

━━営業アシスタントを選んだのはなぜですか?

当時システムエンジニアと営業職の募集があり、私は文系だったので営業かなと。その時は営業アシスタントという仕事を知りませんでしたが、人事の方とやりとりする中で同じ大学出身の先輩が営業アシスタントをやっていらっしゃると知り、マンツーマンで話を聞く機会を設けていただきました。私と同じようにプライベートを充実させたい方だったのですが、かなりリアルな話が聞けて、心が動きましたね。
フロント営業も考えましたが、私はどちらかというと対面でお話しするのが苦手なほう。営業アシスタントもお客様とのやりとりはありますが、メールと電話が主ですし、基本的に対面はしないとのことでこちらを志望しました。実際に入ってみて良かったのは、同僚に女性で年齢の近い方も多く、相談しやすい環境だったことです。一人で行き詰まりそうになった時も、周りに相談することで早く解決させることができます。フロント営業にも女性が増えてきてはいるものの、まだまだ割合的には多くないのが現状。結果的に、私には今の環境が合っていたのかなと思います。

限られた時間で的確に伝えること

━━お仕事内容を教えてください。

基本的には書類作成が主な仕事です。フロント営業が直接お客様との打ち合わせを行い、営業アシスタントは社内でお客様と電話やメールを用いつつ、見積もりや契約、請求関係のやりとりを行います。またハード関連の発注や保守対応、入札関係の仕事もあります。

━━業務に追われることもありますか。

全く電話がない日もある一方で、問い合わせが一気に来ることもあり、その時はけっこう焦りますね。フロント営業に相談して進めることもありますが、自分で判断しないといけない場面もあります。例えばお客様に見積もりを出す際、指定の期日までに発注書をいただければシステム対応が完了するというスケジュールをお出ししますが、時には期限を過ぎてのご依頼もあり、その場合は社内のシステムエンジニアに対応できるかの確認をとり調整した上で、直接お客様に回答することもあります。

━━仕事で大変なことや、工夫していることは。

現在、10の自治体と1社のビジネスパートナー(販売代理店)を、7人のフロント営業とバディを組んで担当しています。フロント営業は性別問わず20〜40代と幅広く、全て指示をくださる方もいればそうでない方もいたりと、それぞれ仕事のやり方が違います。なので最初は合わせることに苦労しましたね。また営業は出張や打ち合わせが多く、直接話せる時間が少ないため、限られた時間で伝えるべきことを的確に伝えることが重要です。メールやチャットを駆使して、案件管理表には進捗状況やお客様からの問い合わせに対する対応をこまめに共有、文章表現も気をつけて、自分だけでなく誰が見ても分かりやすいようにまとめることを意識しています。

実生活に関わる仕事だからモチベーションも上がる

━━コロナ禍は、仕事に影響しましたか?

コロナが流行しだした2020年の上半期は、コロナ対策に関するシステム改修が増え、突発的な対応も多くありました。例年、年度末と年度始めが忙しいのですが、その時はコロナが重なり、お客様からは問い合わせの嵐。メモは取るものの後で見返したら「何これ・・・?」って(笑)それから、聞いた時点でわからないことがあればその場でお客様に詳しく聞くようになりましたね。5月いっぱいには落ち着くはずの忙しさが夏頃まで続いたり、残業も多かったりときつかったけれど、ワクチン接種に関するシステムなどは自分自身に関わりもある内容なのでモチベーションにして乗り越えられました。私自身の工夫としては20時以降の残業はしないように「絶対に帰るんだ!」と心に決め、前日のうちに翌日の予定を立てて確実に実行するように。お客様からの問い合わせは最優先に、自分一人でどうしようもできない時は正直に伝えて営業に助けてもらったりと、状況を判断しながら遂行するように意識していました。

━━テレワークはどのくらい活用していますか?何か変化は。

営業部では週3日の在宅勤務が推奨されていますが、実際は個人の裁量に任されていますので、私は仕事の状況に応じてテレワークしています。ただやはり資料を見ながら相談したい時もありますし、直接話したほうが伝わるなと思うことはあります。テレワークをするようになってから、よりコミュニケーションの大切さを痛感しますね。
また家には会社のようなテーブルと椅子がないので肩こりが悪化して。定期的にヨガと整体に通うようになりました。先輩たちとタイ古式マッサージに行ったこともありましたね。そこはデスクワーカー共通の悩みかもしれません。

指示の前にどれだけ動けるか

━━これまでで印象に残っている出来事は?

フロント営業と一緒にあるユーザー先へご挨拶に伺ったことですね。基本的に営業アシスタントはお客様とお会いする機会がないので、声だけで勝手にその方のイメージを作っていましたが、実際にお会いして話したことでちゃんとお顔が浮かぶようになり、その後の電話ではプライベートな話までさせていただく関係になりました(笑)

━━今後チャレンジすることや目標はありますか。

今年度は他部署と合同の「機構改革プロジェクト」に参加することになりました。例年、年度末には翌年度に向けたお客様内の組織・名称変更が行われるため、その改編に応じたシステム改修があり社内プロジェクトが組まれるのですが、営業アシスタントの参加は今年からで、上司の推薦で私ともう一人が選ばれました。意見を述べる場面が出てくるので、自信を持って伝えられるようになりたいです。
入社してまもなく5年目に入るところで、後輩に教える機会も増えています。相手に伝える力も磨いていきたいと、社外で行われる研修への参加も決意しました。学んだことを実践しながら周りのアシスタントにも共有していけたら。これから入ってくる後輩たちのためにも、今のうちにいろいろと準備しておきたいです。
あと2023年の個人的な抱負は、得意料理を2品以上作ることと、韓国語を毎日15分以上勉強すること。K-POPアイドルが好きでよく韓国に行くんです。なるべく定時で上がれるように、さらに時間の使い方を工夫していきたいですね。

━━営業アシスタントとしてどうなりたいですか。

入社当時、OJTの担当をしてくださった3つ上の先輩がすごく優しくしてくださって本当に助けられました。人の変化によく気が付く方で、少しでも元気がないと気にかけてくれたんです。私はまだ自分の仕事でいっぱいいっぱいになってしまうけど、いつかはあんな風に後輩のことに気付けるようになりたい。フロント営業に対しても、何も言われずとも意図を掴み取れるようになりたいなと思っています。先回りして行動して、「お。やってくれたんだ、ありがとう」って言われるのが理想ですね。
RKKCSの営業アシスタントは、たぶん一般的にイメージされる事務とは少し違うんじゃないでしょうか。指示通りにやることはたぶん誰にでもできる。でもその前に、どれだけ自分が動けるかが大事なんだと思います。