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「教える」力を磨き、自治体運営を支える。

情報系の学部を出ていなくても、文系でも活躍できる仕事がRKKCSにはあります。
大学時代に学んだ「日本語」そして「教えること」という強みを生かしながら、インストラクターとして活躍する齋藤
さんに、話を聞きました。


サポート部 教育推進課 齋藤さん
インストラクター

2018年入社。1ヶ月間の新人研修ののち教育推進課に配属。2ヶ月の現場研修を経て、本格的にインストラクター業務に従事。新規受注した自治体に向けたシステム操作研修や、毎年の決算処理システム説明、各操作マニュアルの作成、問い合わせ対応を担う。
 

文系の私が、無縁と思っていたシステム会社に

ーーどんな学生でしたか?

大学は日本語教育系コースで学んでいました。といっても特に教師を目指していたわけではなく、日本語自体に興味があったからです。
高校生の頃、テレビで「日本語が面白い」と話している外国の方を見て、関心を持ったのが最初のきっかけでした。日本語を母語としない方から見た日本語がどういうものなのか知りたくて、学生時代には日本語教育についての学びを深めました。

ーーRKKCSに出会ったきっかけを教えてください。

地元が熊本なので、就職先も九州で探していました。母が、知り合いがRKKCSという会社で働いていて、そこにはインストラクターという「人に教える仕事」があるらしいよと教えてくれたんです。
私はシステム会社と聞くとエンジニアが主体で、文系の自分には縁がないと思っていましたが、RKKCSのインストラクターには情報系出身じゃない方もいらっしゃると知って。調べると自治体様向けのシステムを作っていて、住民の生活に深く関わる仕事だと知り、ここなら「人に教える仕事」そして「世の中の役に立つ仕事」がしたいと思っていた自分にも、何かしらできることがあるのかなと思いました。

面接では、私という個人を大切にしてくださっている気持ちを感じて、安心して入社を決めました。

全国各地の職員さんと関わりを持てるのが楽しい

ーー入社後のお仕事内容を教えてください。

入社してから一貫して、教育推進課でインストラクター職に従事しています。
新しくユーザーになられた自治体様へのシステム操作研修や、毎年決まった時期に行うイベント(決算)処理に向けたシステムの操作説明、それらのマニュアル作成。そして電話での問い合わせ対応が主な仕事です。お客様の要望を聞くことが多い部署なので、問い合わせを受け、開発部門へ「こうした操作をうちのシステムでもできるようにならないか」など、システムに関する意見提供もしています。

ーー研修や説明会は現地に行くのですか?

はい。お客様は北海道から沖縄までいらっしゃるので、インストラクターは全国各地に出張します。一つの自治体様につき、私はだいたい1〜2週間かけて行きますが、旅行で訪れたことのない地域へ行ったり、空いた時間や土日に出掛けるのも、楽しみの一つです。操作研修で親しくなった職員様に、地元の人だからこそ知るスポットや、オススメのご飯屋さんを教えていただくことも多くあり、楽しくお仕事できています。

正しく伝えることで、操作誤りを防ぐ

ーー日本語を学んでいたことが生きていると感じる場面はありますか。

たくさんあります。操作研修やマニュアル作成で大切なのは、正しく伝えることで操作誤りを防ぐこと。どんな表現や説明が分かりやすいか、間違いにつながらないかを、大学時代の学びも生かして工夫しています。当社のシステムを使うお客様は自治体職員様ですが、その先には地域住民がいます。操作を間違って、住民の方に影響を与えてしまわないよう、気をつけているところです。

また電話対応では、その方の状況に合わせて話し方を変えたりもします。
例えば問い合わせされる職員様の中には、「この操作をしても大丈夫かな?」と不安を抱えている方も多くいらっしゃいます。大学で日本語の語彙などを学び、卒論でも表現の違いが人にどんな印象を与えるかを研究していたので、なるべく気持ちに寄り添った回答をするように意識していますね。

最近では動画マニュアルの作成にも取り組んでいます。音声を作る機械に自分で書いた原稿を読んでもらうのですが、アクセントやイントネーションを整える必要もあるので、学生時代に学んだ知識がリンクしていると感じます。特に九州は方言やなまりがあるので、「標準語のイントネーションはどうなんだろう?」と疑問に思った時も、アクセント辞典の読み方などが役に立っています。

ーーどんな時にやりがいを感じますか。

自治体職員様に頼られた時は、素直に嬉しいですね。
おそらく他の仕事では、自分の職業について学びを深めることが多いと思いますが、私たちは自治体職員様の仕事を理解し、その上でシステムの使い方を伝えていくことに重点を置く必要があります。それなりに知識も増えているので、部署異動も多い新任の職員様よりは、私たちの方が業務知識がある…なんてこともあるんですよ(笑)

インストラクターとして成長していきたい

ーーRKKCSは、働きやすいですか?

環境面では、2021年2月に本社が移転し熊本駅直結となったので、JRやバス、市電と交通の便が良く、通勤がしやすいです。また県外出張が頻繁にある身としても非常に助かっています。人間関係では、メンバーや先輩方と趣味や日常の他愛もない話をよくしていて、職場の雰囲気もいいですね。上司も相談をすると親身に話を聞いてくださいます。

ーー今後の目標を教えてください。

入社4年目となり、知識も当初と比べると随分ついてきたとは思いますが、お問い合わせや操作研修でお客様とお話すると、まだまだ知識不足を感じます。さらに幅広い知識を身につけて、インストラクターとしてさらなる成長をしていきたい。そして今まで通りの仕事のやり方に留まらず、自分に何ができるか考え改善の為のアイデアを出したり、もっと職員様のお役に立てるように努力を続けていきたいです。
最近では後輩もできたので、人に教える力もさらにつけていきたいところです。
振り返れば、大学での学びはもちろんですが、小学校から高校生まで続けた習い事でも後輩に教えたりと、昔から教えることが身近にあったと気づきました。そんなふうに、人前に立つのが苦じゃない人、人に教えるのが楽しいと思える人だったら、きっと大きなやりがいを感じられると思いますよ。