ゼロから目指すシステムエンジニア。
別業界からRKKCSのシステムエンジニア職にキャリアチェンジした福田さん。入社前の思いから現在の仕事まで教えていただきました。
システムエンジニアになりたいけれど経験不足で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
住基内部システム部 事業グループ 福田さん
システムエンジニア
医薬品の製造職、営業事務職を経て2020年4月にRKKCSへ中途入社。技術研修で同期の新入社員と共にプログラミングの基礎を学ぶ。1月の配属後はプログラムの改修と開発業務を中心に担当、2022年7月より住基内部システム部で開発と保守業務を担っている。
資格や技術が乏しい自分にチャンス
━━前職は何をされていたのでしょうか?RKKCSとの出会いは。
製薬会社で医薬品の製造を3年半、広告代理店の営業事務を2年ほど行っていました。次に転職する時は熊本へ戻り、腰を据えて働きたいと思っていたため、地元企業を中心に転職活動をはじめました。RKKCSは転職エージェントに紹介された中の一社でした。熊本市内で働けることを重視していたので、職種は絞らず広い視野で探していたものの、システムエンジニア職の募集と聞いてさすがに「できない」と。もともと化学や生物専攻なので工学は全く分からないし、私にはハードルが高すぎる。だから最初はそんなに乗り気ではなかったんです。
━━気持ちが変化したきっかけは?
転職エージェントの方に「技術研修もしっかりしている会社で、未経験者でも活躍できている」と聞いて、もしかして私でもついていけるのかな?と思ったんです。不安はありましたが、まずは話を聞いてみようと東京支社で人事の方と面談したところ、中途社員も1年弱という長い期間の技術研修で学べることや、その内容も丁寧に説明していただきました。どうしても中途募集となると経験者を求められることが多く転職活動も苦戦していたので、これは資格や技術が乏しい私にとって大きなチャンスだと感じました。人事の担当者もすごく良い方で「こんな人がいるんだったらきっといい会社だろうな」と素直に感じました。
━━決め手はなんだったのでしょうか。
いろいろとあります。ただやはりこれまでの社会人経験から、社会貢献度の高い仕事ほどやりがいを持って仕事ができると感じていたんです。なので行政や金融機関向けのシステムというまさに「人々の暮らしに不可欠なもの」を作っているところが魅力でしたね。景気にも左右されにくい仕事だろうという考えもあり、入社を決意しました。
トレーナーや同期に支えられて
━━技術研修はどんな内容でしたか?
4月入社だったので、入社後は新入社員の同期と一緒に技術研修で学びました。先輩社員の指導のもと、プログラムの環境構築から実際のプログラミングまでしっかりと教えていただきました。常に3〜4人の先輩方がサポートしてくださって、ありがたい環境でしたね。そのほかに個別トレーナーも二人ついてくださっていたので、コロナ禍でお会いするタイミングこそ少なかったものの、研修で分からなかったところはよくチャットで相談していました。
とはいえ、最初は分からないことが多すぎて不安が大きかったのも事実です。「分からないことが分からない」という状態が続いた時はきつかったです。
━━やめたくはならなかったんですか?
それはないですね。この研修さえ乗り越えれば基礎的な技術が身に付くと思っていたし、「分かりたい」という気持ちの方が強かったです。私と同じように未経験の同期もいましたし、先輩方も同じように研修を受けて今では立派に仕事されているわけですから。複数人で一つのシステムを作るグループワークもあったり、学校でプログラミングを学んできた同期も多かったので、得意なメンバーに助けてもらいながら学んでいきました。
━━配属後から現在までの仕事内容を教えてください。
配属後半年間所属した部署では、プログラムの改修作業を担当させていただきました。その後の部署では、改修内容に合わせて手を動かすのではなく、要望や不具合を受けてどう修正・改善するかを考えるように。そして今では、お客様からのご要望を直接聞く仕事にも携わらせていただいています。お客様がシステムを使用する際に生じた不具合について、使用環境を見ながら原因の調査と改善や、上司や先輩と一緒に現地に訪問してプログラムのセットアップ等の保守作業を実施。他にも法制度改正に応じた対応やシステム改善に関わる仕様の検討など、幅広い業務を経験させていただいています。
━━どんどんステップアップしていますね。
今こうして1システムエンジニアとして仕事できているのは、技術研修の手厚さとトレーナーの存在が大きいです。
まず技術研修ではプログラミングの基礎の基礎から学んだので、そこがなかったら何もできていません。配属後の部署では先輩トレーナーについていただいて、より良いプログラムに修正していく方法を丁寧に教えていただきました。おかげでだいぶプログラムが読めるようになったので、この半年間は私にとって大きなものになっています。 最初の部署で付いてくださったトレーナーと技術研修の時のトレーナーには、グループは別々ですが、分からないことがあったら質問させてもらったり、頼りにしています。今も周りの上司や先輩に毎日のように質問していますが、優しい方が多くて、本当に1聞いたら10答えてくれるような(笑)たくさんの方に支えられて何とかやっていけています。
未経験を理由にあきらめないで
━━会社に対して、入社前後でイメージは変わりましたか?
入る前は、「地元に根付いた真面目でお堅い企業」という印象を持っていて、そのイメージは大きくは変わりませんね。…いや堅くはないかな。地元のサッカーチーム「ロアッソ熊本」のスポンサーをしている点など、地域貢献してるんだなと思います。また入社後、売り上げを社員に還元している社員思いの会社だなと感じることがよくあります。例えば本社12階の交流スペースでは季節ごとに飾り付けが変えてあって、仕事で疲れた時に休憩に行くとほっこりします。昨年から誕生日月にギフト券が送られてくるようにもなって、「え〜ありがたい!」って。けっこう驚くことが多いです(笑)
━━RKKCSのシステムエンジニア職を選んでどうですか。
以前の課では社内作業がメインだったので、お客様とお会いする機会がなかったのですが、今の部署でお客様のところに伺うようになってからは、自分が作ったシステムでお仕事されている姿を見られるようになって。「この方のお仕事に貢献できてるんだ」と、ちょっと感動してしまいます。問い合わせに対応してお客様から「ありがとう」と言われたりするとやっぱり嬉しいし、この仕事を選んで良かったと思います。
━━今後の目標を教えてください。
まだ業務上分からないことも多く問い合わせ対応に時間がかかっているので、もっと自分の業務を理解して、少しでも早くお客様のお困り事を解決していけたら。今は学ばせていただくことの方が多いですが、いつかは周りに教える立場にもなっていけたらなと思います。
━━同じ境遇の後輩社員と接する際にどんなポイントに気をつけますか?メッセージもお願いします。
私は同期と10くらい年が離れていたので、技術研修の最初のうちは疑問点を聞くのが恥ずかしくて、一人で悩んで課題に時間をかけてしまっていたんですね。だけど勇気を出して聞いてみたら、みんなすごく優しく分かりやすく教えてくれたので、もっと早く聞けばよかったと思いました。だからどんどん周りに聞いて解決していったらいいよと伝えたいですね。もし私自身がトレーナーの立場になったら、こちらからも困っていることはないか寄り添ってあげたいです。 技術も資格もない未経験の私でも、こうやって今システムエンジニアとして働けています。RKKCSは教育制度が整っていますので、未経験を理由にあきらめずにぜひ飛び込んできてほしいと思います。