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一度は関西で就職したものの、結婚を機に地元九州へUターン転職した久世さん。
技術者としてのスキルアップのため学び続けています。自身の体験を元に、転職への心構えも含め語ってもらいました。


技術部 技術1課 久世さん
インフラエンジニア

関西の企業で交通システムの設計・開発を行うシステムエンジニア職を経て、2021年4月にRKKCSへ入社。
自治体向けシステムの各種サーバーの設計・構築・運用保守と、次期システムのネットワーク設計を担っている。

技術者にとっては転職もスキルアップの手段

ーー現在、どんなお仕事をされていますか?

自治体様向けのシステムに関して、アプリケーションが動くためのサーバーやデータを保持するデータベース、それらを繋ぐネットワークの設計、構築、保守を行っています。現在は新たなクラウド化に伴い基盤部分が大きく変わりつつあるので、先行事業としてのネットワーク設計も進めています。

ーー入社前の経歴を教えてください。

熊本の情報系大学院を出てから3年間、関西の会社で交通システムの設計・開発をしていました。担当としてはプログラミング以外のシステムエンジニア、インフラ業務です。仕事自体は好きでやりがいを持って働いていました。転職のきっかけは結婚です。妻が地元の熊本で働いていて私も地元が長崎なので、私が九州に帰る方がいいと考えました。親元にも近く、子育てのことを考えてもベストな選択でした。

ーー入社後3年経って辞めるのは勇気がいりませんでしたか?

そうですね。仕事も任されていたところはあったので。ただ私自身、いつか転職するかもしれないというのは以前から考えていたことでした。会社に不満を持っていたわけではないけれど、キャリアアップが狙えるチャンスがあるかもしれないと、ネットワークスペシャリストの資格なども取得していました。この業界では、技術者として幅広く技術を身に付けていった方がいいと私は考えます。一つの会社で極めて出世する道もあるとは思いますが、どうしてもやり方が固定され、慣れたやり方を変えるのは難しい。それは技術者としてあまり面白くないので、転職を手段としたスキルアップは視野に入れていました。

ネット情報に惑わされず、直接話を聞くこと

ーー職種についてはどう考えましたか?

大きく分けるとこの仕事は、システムエンジニア、プログラマー、インフラエンジニアという3分野に分かれます。前職では、まず技術者として技術を磨きたいとシステムエンジニアを志望しました。お客様と折衝しながらシステムの要件をまとめていく力は付いてきましたが、技術が身に付いている感覚が得られなかったんです。前職で携わっていたこともありインフラ構築に興味を持っていましたし、インフラの知識があればこそシステム全体のことが理解できるのではないかと考えました。

ーーRKKCSとの出会いはどうでしたか。

転職エージェントに紹介された数社の中で、地場の大手IT企業であるRKKCSに目を引かれました。募集人材もインフラ構築、ネットワーク設計だったので希望通り。行政や銀行という景気に左右されづらい事業という点にも安心感がありました。実は面接を進めていく中で一度、希望するインフラの部署の方と面談を設けてもらったんです。というのも巷の転職サイトの口コミでRKKCSは「不夜城」「体育会系」と書かれていたのを目にして、不安になったから。面談で「以前は確かにそういう傾向もあったが、近年は社内の雰囲気もいい意味で変わってきている」と聞き、実際に入社後に私も実感しています。ネットで調べて分かった気にならず自分で話を聞いて判断するのは大事だなと感じました。ちなみにこの時面談をしてくださった方は部下の提案を受け入れる柔軟な姿勢を持っていて、「こんな上司の下で働きたい」と思い、実際に今その方の下で働いています。

良いギャップは学びに力を入れていること

ーー入社後の技術研修についても教えてください。

面談でも聞いていましたが、入社後半年間の技術研修で、新入社員と一緒にITの基礎からプログラミング全般まで学べたのは良かったです。前職ではプログラミングに関して全く担当していなかったので、ある程度触れるようになりたいと思っていました。中途採用は入社後すぐ現場配属というイメージを持っていたので、大きな安心要素でした。

ーー入社後にギャップを感じることはありましたか?

良いギャップとしては、学びに力を入れているということ。技術研修以外にも、例えばクラウドの基礎知識など外部の研修を常々勧められています。資格取得の費用は会社負担で、場合によっては取得後に報奨金が用意されているものも。そもそも初心者はまずどういう研修を受けたらいいか分かりませんが、RKKCSは「これから始めたらいい」とある程度設定されているので、キャリアアップを考える人間にとってありがたい環境です。前職ではあくまでも自己啓発として自費で参考書を買って独学でしたが、今はオンライン研修で講師から直接指導いただける機会もあります。マイナス面で言うと、前の職場と比べてけっこう静かな雰囲気だということ(笑)。話しかけるのにちょっと勇気がいるなと感じます。もしかしたら社歴を重ねることで変わる部分もあるかもしれませんね。

技術を身に付けたいエンジニアに来てほしい

ーー改めてUターン転職を通して何が変わりましたか?

大学時代の同級生も多く、遊んだり相談する相手ができたのは嬉しいです。結婚して実家が近くなり、家族と過ごす時間も増えました。プライベートはけっこう充実しています。前職の時にゴルフを始めたのですが、RKKCSでも入社直後にゴルフ部に勧誘されて鋭意活動中。うちの部署からは私1人だけで、あとは他部署の方々なので、入社1年目ながら人脈も広がりました。仕事も、前よりシステム規模が大きくなった分インフラエンジニアの担う役割も大きいので、必要な知識を身に付けながらスキルアップできているんじゃないかと思います。今はそれを改めて実感する余裕がありませんが…(笑)。

ーー今後の目標と、転職活動をする方へメッセージをお願いします。

正直、今入社して間もない人間がやるにはかなり裁量のある仕事を任せられていると思いますが期待されていると感じるので、まずはプロジェクトを成功させたいですね。インフラと一言で言ってもネットワークエンジニア、データベースエンジニア、サーバーエンジニアと色々ありますが、いずれもうちの部署でやっていること。資格を持っているネットワーク分野に留まらず、データベースやサーバーの知識も身に付けて、インフラエンジニアとして一人前になっていきたいです。

私はまずやりたいことを見つけて、それを軸に今の会社を見つけました。転職を考えている方も、自分が何を勉強したいかきちんと設定してから企業選びに臨むといいのではないでしょうか。RKKCSはオンプレミス(自治体様ごとのサーバー導入)の時代からプライベートクラウド(システム各社が作ったクラウド環境)、そして、これからのパブリッククラウド(国が用意したクラウド環境)と3つの段階を経てきています。そうした情報システムのイロハを身に付けることができるし、研修もしっかり用意されているので安心して大丈夫です。ここは技術者として成長できる場。技術を身に付けたい人はぜひ入ってきてください。