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誰かの仕事を支えるという働き方。

RKKCSにいるのは、明確な職業を目指して仕事を選んだ人ばかりではありません。
自身の惹かれる働き方のイメージを追い求める中でインストラクターという職業に出合った龍頭
さんに、入社から4年が経った今感じていることを聞きました。


サポート部 教育推進課 龍頭さん
インストラクター

2018年4月入社。1ヶ月の新人研修と、2ヶ月間の課内研修を経て正式配属。
現在はインストラクターとして、国民年金、児童手当、子ども・子育て支援、健康管理等のシステムの操作説明業務を担う。

「サポートする仕事」を探して​

ーーRKKCSとの出会いから教えてください。

地元が福岡県の久留米市なので、転勤がなく福岡で働ける会社を探していました。
RKKCSに出会ったのは合同企業説明会。熊本の会社でしたが、久留米からそんなに遠くもないので許容範囲かも、と思いました。

ーーこんな仕事がしたい!という思いはあったのでしょうか?

それがなかったんですよね、全然。「これはしたくない」ばっかりで(笑)
ただ漠然と、誰かの仕事をサポートするような働き方には惹かれていました。原点はどこにあったのか考えてみると、子どもの頃から人の相談に乗ることが多かったと思い出しました。高校の茶道部では、低学年のうちからなぜか上級生の部長や先生との打ち合わせに自分も参加していたり、部の取り組みや進め方について意見を求められたりも。昔からそういう役割が得意だったのかもしれません。

RKKCSは、役場で働く人たちの事務作業をサポートするシステムを作る会社で、しかもそこにはインストラクターというお客様を直接、手助けする人たちがいる。それで興味を持って志望し、希望職種の申告の際には「お客様をサポートする」インストラクターか「営業の仕事をサポートする」営業事務にするかで悩みましたが、最後は直感に従いインストラクター職を選びました。
その選択に後悔はないです。今改めて、お客様と直接接する機会が多いこの職業が、自分に合っていたなと思います。

お客様と向き合う経験を重ねて、仕事が楽しく

ーー現在どんなお仕事をされていますか?

事務システムの導入が決まった自治体の職員様に、講師としてシステムの本格稼働前の操作研修を行うのが主な仕事です。私の担当は国民年金や児童手当などです。
全国の役場や役所に出向き、職員さんの前に立って端末操作しながら説明をし、職員さんご自身で端末を操作していただきます。またこの研修で使う操作マニュアルの作成や、システムを利用中のお客様からの問い合わせ対応も、インストラクターの仕事です。

ーー講師を始めた当初は、どんな感じでしたか。

始めのうちは、研修中や電話対応でお客様が質問されていることの意味が分からなくて慌てることばかりでした…。
基本的に操作は社内で学び、先輩をお客様に見立ててシミュレーション、OKが出てからお客様の前に立つので説明自体はできるはずなんです。
ただ、お客様からいただく質問はもっと応用的なこと。全く分からなくて、「あ〜〜!」ってなることも(笑)。一旦持ち帰って自分なりに調べたり、先輩に聞いて、改めてお答えするということの繰り返しでした。
3年目くらいからでしょうか、少し気持ちに余裕が出てきたのは。実は入社直後から私の担当業務の中で、システム更新に対応した操作研修も受け持つことになったんです。通常の新入社員以上にいろんな自治体様へ出張に行くことになったので、お客様の前に立つ機会が増え、経験値も自然と上がっていたのだと思います。

職員さんの手助けをするシステムだからこそ

ーー仕事を重ねて、何か心境の変化はありましたか?

最初は「システムの操作を教えるのが自分の役割」と、操作方法を理解して伝えることばかり考えていました。でも職員さんと接するうちに「これを使う職員さんが助かるように」という意識に変わりました。事務作業が少しでも簡略化できるようにRKKCSのシステムがあるということが腑に落ちてからは、操作マニュアルを作る際に「より分かりやすく」という視点で作れるように。「このボタンを押すとこれができます」という操作説明のみでなく、「この操作が必要なのはこういう時なので…」と前提を踏まえたうえでマニュアルを作るようになってからは、社内チェックでも指摘が少し減ったと感じます。

ーー今、どんな時が楽しいですか?

研修の合間に、システムを利用されている職員の方から生の声を聞く時です。「こんな住民の方がいらっしゃって、こんな対応をしていて…」など、社内にいるだけだと聞けないお話を聞けた時は、「職員さんは普段こんな風に仕事をしているんだ」「こんな感じでシステムが使われているのか」と身近に感じられて、嬉しいですし面白いですね。

お客様一人一人に、誠実に向き合う

ーーこの仕事をしていて良かったことはありますか。

自治体様が行なっている住民向けサービスは様々なものがあると知れたこと。知識が、否が応でも入ってくるので、当然ですが自治体様のサービスには詳しくなりました。思っていた以上に自分に関係のある制度も多く、自治体様が行なっている住民サービスを把握できるようになったことは、この職に就いて得したなと思うところです(笑)
職員さんたちも常にアンテナを張っていて、「今度制度が変わるので、システムは…」などと訊ねられることもあるので、継続して学び続けています。

ーーインストラクター職として、またRKKCSで働く上で大切だと思うことは?

目の前のお客様に誠実に向き合うこと。入社1、2年目は操作研修で簡潔に説明できなかったり、分からないことだらけで問い合わせの確認に時間を取ってしまうことも多々ありましたが、思い返すとお客様から怒られたり不満を言われたりするようなことは一度もなかったんです。些細なことでも真面目に向き合っている姿勢はお客様に伝わっている…と今は思います。
そうした積み重ねが弊社のシステムを使い続けていただくことに繋がっていると思うので、この考えを忘れずに仕事に取り組み続けていきたいです。

目の前の仕事に必死に取り組んできたので、キャリアプランについては考えられていなかったのですが、まずはできることを増やしていきたい。一人で判断に迷うこと、解決できないこともたくさんあるので、そうした自分に足りないところを埋めていけるようにしていきたいです。

ーー久留米から熊本に移り住んで4年。こちらでの生活はいかがですか?

熊本の最初の印象は「道が狭い、運転怖い!」でした。でも実際は、市内は公共交通機関が整っているので車がなくても移動には困らないし、生活に不便はないですね。
私、漫画の「ONE PIECE」が好きなんですよ。作者の尾田栄一郎さんが熊本出身なので、自分が熊本に生活し始めてからルフィ像が立ったのが素直に嬉しいです(笑)
熊本に来て良かったと思っています。